詩人:清彦
久しぶりに
ちょっと痛かった
息がつまって昔を思い出した
なんでもないこと
君は上手く喋るだけさ
愛される人柄だよ頑張ってほしい
こんなことしてる間にまた
我こそはひとりぼっち
"真実の愛"なんて
冗談めいた本気の病気で
望むことことごとく
払い除けてばかりの日々
取り返してみたいな
普通に過ごせたはずの青春を
謳歌したい 理屈も捨てて
戻りたいな戻りたいな
やり直して生きてみたい
あの10年前を
ここんところのらりくらり
表面上では上手く行ってた
閉ざしてたプライドのボロ屋から
やっと外に出てこれたから
でもこの過去は自分だから
剥がしても壊しても
同化して取り出せない何かがある
そう言うのか10年後も
痛かったりシラけたり
おどけたり怒ったり
笑うのさ その通り
馬鹿な心情、能天気
無茶苦茶が好きだから
笑うのさ その通り
どう やり直しても
何度でも行き着く
愚かで賑やかで
何もかもが馬鹿けてる
その道に