詩人:ユズル
少し小さめで 古ぼけて
心をくすぐる 可愛い扉
向こう側は ファンタジーの世界
だったらいいなあ
なんて
楽しい 妄想
等身大で 冷たくて
ただ重たいだけの
現実の扉は キライなので
夢を見せてほしい
でも もうそれもやめて
本当は
夢を描いていかなきゃね
現実の扉の向こうには
希望ってやつがかならずあるみたい
それが不幸のもとなのか
パンドラの箱がどうとか
知らないけど
わたしの行く扉が
可愛くなくても
そそられなくても
その無機質な扉を
勢いで蹴破るくらいの輝き
わたしだって
はなってみたいのよ
2010/03/16 (Tue)