詩人:さらら
持病を持っていたから
もともと健康だとはいえない
それでも
まだ たくさん歩けた
行く場所は選ばなくてはならなくとも
本当よく歩いていた
健康でないことを承知しながら
夜更かし夜明け近くまで起きて
クリエーターになれますように
それは子供の頃からの夢だった
ただ肩に力が過剰に入り過ぎ 的を得ないまま
若さを頼りに夜更かし集中というより
没頭していただけかもしれない
健康診断の検査に異常な数値が表れた
その後 詩を綴ってみた
あまり絵を没頭し無茶して画いたりは出来なくなっていた
段々と絵が
詩を綴る時間へと変わっていった
それでも絵は憧れ
自分が画いていても
眺めただけで違う世界へ
連れてくれた
詩に時折 似た 風
感じる
だけど その性質は違う位置
詩は “言葉
この性質は画く世界と
異なる価値観を持ち存在している
詩で画かないでと
時折 アドバイスが在った
何か共通するものを
探している
ある幸福に気づくような
それが独り言の思想でも
健康だったら
もっと
その旅の風 歩んでいた
でも あきらめない
イメージだけでも
探し求めることさえも