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[112931] 僕と君が居た場所へV

詩人:甘味亭 真朱麻呂


同じ永遠という時間を共有したいんだ

ただ何もできない僕ができるのはそれだけ
願うことはそれ一つだけ

ああ
僕と君が居れる場所へ
逢えなくていい
逢いたいという想いじゃなく
今は同じ時間を共有したいだけなんだ

ただそれだけ
ただそれだけ
ただそれだけ

内側からじゃ見えないものも
そこへ行けば
外側のこともすべて
誰かの思いも
君の思いもわかるかな…? ねえ

僕という人間の命のスイッチ消して
スクリーンの電源抜いて終わりにしよう

僕はもう疲れすぎたから

枯れるとしよう
枯れるとしよう
枯れるとしよう

つまらない人生の寿命がくるまでなんて待てないから
俺は俺の命をどう使おうと勝手だと本気で思うからな

だからこそ
思ってるからこそ

おしまいにするんだ
おしまいにするんだ
おしまいにするんだ

君の居ない世界で
生きていくなんて
つらい宿命なんて
願い下げなんだよ

だからさよなら
だからさよなら
だからさよなら

僕と君が居た場所から
僕と君が居る場所へと
僕は行こう 魂だけでも 心だけでも
僕は行きたい
僕は行くんだ ずっと ずっと 遠い世界へ
それが今密かなただひとつの願い
夢のようなものなんだ
その世界へ行くことが
僕が求める最期なんだ

だからおしまい
すべておしまい
ぜんぶおしまい

こんな人生なんて
こんな命なんて
生きてる限り無駄にしかすぎないから

さよなら
さよなら
さよなら 僕にとっては偽りの借り物の世界よ。

2007/10/21 (Sun)
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