詩人:山形少年。
僕が
冬を
好きな理由
この
肌を刺すような
寒さが好き
君が
寒い、って言って
寄り添ってくれる。
この
サラサラと降る
雪が好き
真っ白な世界の中
君と
僕しか
存在しない
そんな幻想を
見ていられる。
空を切る
この風が好き
いつもなら
自転車で
あっと言う間に
通り過ぎる街並み
けど、
こんな日には
君の小さな手を握って
ゆっくり
ゆっくりと
歩いてゆける。
僕が
冬を
好きな理由。
君の
鼓動を感じたままで
暖かさに包まれて
いつまでも
眠っていたいの。
2005/03/05 (Sat)