詩人:箕喪 木陰
生きる意味を探して
旅に出たいと思ったとき
いくつもの壁がふさいでいって
何処を歩けばいいのか分からない
涙は心の穴へ流し込んで
傷は心の奥底に隠して
何もかもを覆いかぶせて
すべてを見えなくさせました
言いたいこと 想ったこと
喉で止まって声に出せない
自分にストップかけて
我慢すると誓ったら
今までの居場所が
息の詰まる場所に
変わってしまいました
ただ私は彷徨うしかできなくて
何処にいればいいのか
まったく分かりません
切なく散った花びらは
風に流されては旅をする
けれど私は花じゃない
毎日毎日疲れて帰って
ベットに身を投げて
また独り
私はずっとひとりぼっち
生きる意味って何ですか
貴方の思う生きるって何ですか
生きがいという物が
私には無いから
どう過ごせばいいのかが
分からないよ
寒くて寒くて 仕方がなくて
いくら暖めても
やっぱり寒い
詰め込んだ心 今に溢れそう
我慢我慢と制御して
自分にストップ
でも今日はなぜか効かない
雫が一粒流れ落ちる
ためてきたものが
のし掛かる
流れ落ちて消えてゆく