詩人:シゲヲ
街の人ごみを掻き分け、
丘に上がって風が吹くんだ。
絆があって、優しさがあって。
空をかける声も、雲を割る雷も。
そっと抱いてあげたい。
滅茶苦茶に傷つけられたとき、
助けを求めるだけが素直じゃないよ?
意地っ張りは人の純粋な気持ち。
その気持ちは消したり……
そうさ、消したりなんてできない!
吹きつくような風でさえ、
色んなところで輝いて、
その夢の中で煌いて。
いくつもある明日を、
きっと……迷わず。
そうさ、迷わず越えて行ける!
諦めないで、天使の翼を抱きしめて。
暁に光る空の下で。
真っ直ぐに見つめる瞳を、
……優しく閉じて。
二度と迷わないで。
いつだってきっと求め続けていた。
あなたに出会えて、
わかり始めた全てを。
青く果てない空の下で、
そっと抱いて……
抱いてあげたい……