詩人:Ace
桜の花の散りゆくように
艶やかな最期には
一抹の疑問もないのでしょう。
花びらを舞い上げるそよ風は
石畳の桜の粒たちを天高く押し上げ
空に帰るのでしょうか
命はとても重く計り知れないと言いますが
生命を賭けても 守りたいものはあります
死するとも
死するともなほ
魂が守るものがあります
薔薇の花のように 最期までなかなか花びらの落ちない生き方は
一抹の迷いもなく
やり遂げたい何があるのでしょう
己の生命を精神を賭して
自発的な自己犠牲もってして初めて
そこに愛が生まれるのではないでしょうか
2007/10/30 (Tue)