詩人:カクレクマノミ
なんだか甘だるい風嫌いじゃないよぬるさは暖かさと似てるから桜はいつ咲くの小さな疑問は風にさらわれた飛ばされて、また飛ばされ行き着いたのは冬の尻尾季節は流れて一周しても相も変わらず片側一車線対向車はあんまり来ないのさこの道は人気がないのさじゃあ息を止めて水の中を行って潜るのは難しい息が続かないそれでも目を凝らすんだ無数のサカナは妥協と遊ぶ相手にするな黒潮に乗れ視界はこのままでも晴れるよ春。