詩人:亜嘩茄
この世界はどこかせまい気がする
もっと広く飛びたいのに足をつかんで止まりなさいと
かすかに未来の映像が見える
今立ち向かう壁が見えない
さまよってるとき気づいた
私は逃げてるのだと
分かってたはずなのに
それを認めたくなかった
昔の自分はどうだった?過去なんかどーでもいい胸をはって成長したよ
どれが正しいとか思わない
ただ確実にのぼってるのに
いとも簡単にくずしてしまう
私をそんなに否定するなら
あんたなんかいらない
人間という冷たさは
十分に分かってる
けど もう少し信じたっていいのに
そんなに汚さなくたっていいのに
私のこと 分かってないのは
あんただよ
奥深くいる私を
一番知ってるのは私なんだ
絶対にさわらせない
羽根を広げたい
もっと 遠く 高く
飛んでいいでしょう
お願いだから外へ逃がして
間違いだなんて
言わせない
たとえ真っ暗でも
がむしゃらに走って
自分の道を見つけるために