詩人:やぎひと
さらさら雪が吹き流れ
ふいに泣きたくなりました
ただ多々滴は優しくて
細かな夢を絡げます
私が此処に居たことは
静かに雪に消えるでしょう
些細な時間の
歩みの中で
いつしか
尊い出会いの跡は
深い深い情の中で
溶けることが無いのです…
一緒に笑おうと
誘ってくれた人がいました
悲しい時には
泣いてもいいと
教えてくれた人がいました
自分の弱さに負けるなと
叱ってくれた人がいました
ただ
彼らに
彼女に
あなたに…
感謝の思いが止まりません…
流れても流れても
つぎから、
つぎへと…
2011/01/01 (Sat)