詩人:egnever
美しい
こどもの吸い込み口みたいな目 やわらかい肌 いとおしい
美しい
こどもは日々変化する 人間界のガソリンを吸って 黒ずんでいくその変化は美しい
美しい
何も知らず興味あるものに指をさす 純粋な一点にながるる激流のよう
美しい
口の中までやわらかい 老廃物のかけらもない すっぽり包んで受け入れる
美しい
ぎこちないよちよち歩き できた影は芸術だね
美しい
泣いていたりすると必ず放ってはおかず駆け寄る 泣くことは人にきてほしいサインということを理解してるようだ
美しい ああ美しい 壊れやすい ゼリー状のビー玉のようだ
そして太陽のように熱い
美しい...