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詩人:右色
よく言われるように人生は戦いの連続で
どこかで勝って、同じくらい負ける
臆病者の僕は全部に勝とうとした
未来永劫勝ち続けることなんて出来ると思っちゃいないが
すぐ目の前にある現実くらいは全部勝とうと決めた
考えつく限りの全力で大体は勝って、時々負けた
負ける度に僕の現実は狭くなり
やがて何にも勝てなくなった
何も無いその場所で僕は気づいた
大切なことは、ただ勝ち続けることじゃなくて
自分で勝つと決めた
そういう所で絶対に勝つことだった、と
そもそも僕は勝ち負けの前に
戦いもしていなかった
たぶん
どこにでもある良くある話だけれども
僕が
自分で人生始めた日
二つ目の誕生日の話でもある