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[9870] 前の席の彼

詩人:HARU

いつも笑いながら私をけなしてくる

いつも私の物を勝手に使う

私だけ呼びすてで...

ずっと疑問に思ってた

でも嫌じゃなかった...

いつの間にか 彼を好きになってた自分がいた



ときどき彼は 窓の外を見つめて黙り込む

いつもの笑顔じゃなく 悲しい顔で...

私が気づいたのが遅かった 

彼は何かをひとりで抱え込んで 苦しんでいた



ある日彼は学校を休んだ

そして次の日 突然の転校

理由は親の離婚...



彼の相談にものってあげられず

彼に想いを伝えることもできずに

私のひとつの恋は終わっていった

2004/03/19 (Fri)
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