詩人:夢
それは自分が自分でなくなる感じ腐った果実が以前のそれと呼べないように固有の名前がしっくりこない都合が悪い言葉は偽善だと目を逸らし人を貶めるために努力する「人として間違ってる」という感覚はないただ「固有の存在として間違っている」という想いだけが募りやがて世界は腐り出すそれは羽化さえ儘ならない蜉蝣のように