詩人:名古屋さん
あなたに伝わらないから。
私がボロボロになってゆく。
あなたが心配してくれないから。
どんどんボロボロになってゆく。
けっきょくはね。
あなたにかまってほしいだけなの。
でも辛いのもたしか。
あなたに「どうしたの?」って訊いてほしいのもたしか。
最近ね、ボロボロになった部分に、痕が残るようになったの。
あなたは私の手にも触って、もう気づいてるはずなのに、何も訊かない。
それでまたボロボロになるのもたしか。
あなたに心配されたくて、ボロボロになるのもたしか。
2009/03/13 (Fri)