詩人:シンラ
開拓道路の続きを探した獣道に咲くヤマユリの白ばかにすんなばかにすんなじゃじゃ馬の棲みかをその本当の意味を晴れた空が好きなわけじゃない澄んだ世界を見上げたいだけ砂利の上伸びる背の高い草ばかにすんなばかにすんなどこでもよかったわけじゃない上を目指してみたかっただけさびついたコーヒーの缶丘の上で風に吹かれた西に向かって歌をうたったオレンジが色を深めていった帰り道など考えなかった