詩人:鈴砂
運命を打ち鳴らす鐘の音が聞こえる
心音の如く 狂ったように
鳴り止まない鐘の音が
さぁ始まる楽しい遊戯
もっと楽しませておくれ
逃げ惑っておくれ
閉ざされた場所で
あがく姿を見せてくれ
八つの仮面で持て成そう
死の恐怖で持て成そう
楽しい遊戯の幕開けだ
もっと楽しむがいい
腹の底から味わうがいい
蜃気楼の中で
隠されしものと
思う存分戯れるがいい
楽しい宴もここまでだ
止まぬはずの音色も止んだ
終わりを吠えて沈黙した
そこで絶えた調べは何
鳴り続けてた鐘の音か
それとも
2005/05/20 (Fri)