詩人:夜深
窓を流れる小さな気持ち
光りながら飛んでいく翼
もっと強く 強くなりたくて
闇夜の空を
どんなに暗くて怖くたって
足がすくんだって 涙くすんだって
飛んだ
飛んだよ 私は
もっと強く強く生きたくて
君がいなくても 泣かないで
君の笑顔を想ってるよ
雲の上には まだ見えない明日があるから
明日には
君と会えるように願った
色とりどりの
ゆらゆら揺れている気持ちが
海の底に映って 影をつくる
泣きたいくらい さむい風が
指の先まで吹いていても
この夜越えれば
あたたかい朝が待ってるはずだから
いつでも
強く強く 美しく生きてみたいと思う
生きていこうと強く想う
もっと強く 強くなりたくて
夜明けの光に向って
飛んだ
飛んだよ 私は
君のためにも 私のためにも
私は頑張らなきゃいけない、
ってこと 誰よりも私が
痛いほど分かっている
さあ
飛んでみよう たくさんの想い抱えて
夜のしずくが溶けて
朝のあたたかい未来(ひかり)が
この世界に 訪れる
しあわせはなかなかやって来ないけれど
明日は来るって 明日はあるって信じて
飛んでみよう 飛んでいこう
朝に満ちた明日が
昨日も今日も 輝いている
孤独に埋もれて 声が枯れていても
この世界を飛ぼう 君を想いながら、必死に