詩人:wbs
隠してる手首の傷を、ふとした瞬間見られる。何の傷かも知らないのに、理由も聞かずに、「何でそんな事するの」「命を大切にしなさい」「何バカな事してるの」って、責める。 でも従姉妹は違った。 まだ小学生だけど、 きっとこの無数の傷が何かは分かってるはず。 それでも、 傷を見た時の一言が 「それ、痛い?」と、無邪気な顔で。なんか嬉しかった。