詩人:ユズル
できそこない という名前を
わざわざ 背負う
そして いつのまにか
できそこない に なっていた
「手遅れ です」
あれ もう ほんとうに?
そうなる前に 警告はあった?
気付けない 鈍感さ いつから?
ああ 空が綺麗で 今日も
雲も 太陽も 雨も 変わらず
考えたって いみがない けど
流されたって いみがない
夢をうばう 悪の団体
何もかも決められた 世界
自由のない 進まない 世界
小説や 演劇 ゲームのなかの 敵
主人公たちを 応援しながら
すこしでも 敵の世界に
憧れたことは ない?