詩人:KiraAya
変わりたいと
這い上がりたいと
強くなりたいと
願わないわけじゃない
願わないわけがない
だけど俺は知ってる
俺がその為の努力を何ひとつしないってことを
何ひとつ出来やしないってことを
いつまでも怠惰であることを知ってる
幸せを願う資格もないことを知ってる
俺は知ってる
自分が動かないこと動けないこと
明日も俺は何も考えられないこと
明日も俺は何も生み出せないこと
それが怠惰であること
俺が駄目になっていくこと
何もかも知ってるのに
やっぱりどうしても何もしないことを知ってる
何もしようとしてこなかったことを知ってる
どうしても出来ないことなんてないことを知ってる
それでもどうしても何も努力出来なかった
それが俺の怠惰だと知ってる
それでもどうしても何も変われなかった
それが俺の怠惰だと知ってる
何もかも知ってるのに
明日も俺は明日を生きるための努力を何もしない
死にたくないのに生きるために何もしない
あるがままでしか生きられなかった
それが俺の怠惰だと知ってる
努力したいと
願わないわけじゃない
願わないわけがない
だけど努力する為の努力が何も出来ない
それが俺の怠惰だと知ってる
俺は何もしないのに
俺は何も出来ないのに
どうして生きているんだろう
どうして生きていることだけは出来るんだろう
何もしないで何も考えないで努力しないで生きていられるのは楽しいからだ
生きる為の努力は出来なくてもただ生きることが出来るからだ
それは成り行きの人生でしかない
それじゃ駄目だと思わないといけないことは知ってるのに
それじゃ駄目だと思うことが出来ない
変わろうとすることが出来ない
それが俺の怠惰だと知ってる
俺はそんなこと全てが悲しくて泣くけれど
俺の涙に意味も価値もないことを知ってる
悲しむ資格なんてないことを知ってる
全部、全部、俺のせいだと