詩人:甘味亭 真朱麻呂
さようならだ さようならだ
今日、僕らは別々の道へと歩き出すんだ
もうもどれない大人へとなってく道を
今、気付かない間に踏み出していたんだね
桜咲く季節は少しだけ
心なしか寂しいような気持ちに駆られる
いつだってこの胸には忘れられない思い出が溢れそうなほどあるんだ
もう何度忘れた振りをしてきただろう
懐かしさにもどれないことへのいらだちをごまかす様に
別れを告げたこの道の先にはどんな明日がある?
明日は繰り返されるものだから
この明日の先にもまた明日があるそしてその明日の先にも…
「ああ 僕らは澄み渡る空の真下
希望と不安の中
いらぬ期待を背負われたりして
そう 僕らはそれぞれの明日へ」
正しさと過ちを
ルール通りにサイコロ振りながら
次へと進む
振り出しにもどれないリアルな人生ゲーム
はずれはないさ
誰もがその人にもっともふさわしい
未来へ誘う
報われなかった努力と頑張りはいつの間にか悲しみから誇りと自信に変わった
自分から悲しみに変えていくことはないさ
悲しいのなら無理せずに吐き出しゃいいのさ
パステル模様の明日を
想像してごらんよ
瑠璃色の未来が見える
幻なんかじゃない…
ああ 僕らは晴れ渡る空の真下
泣いたり笑ったり
当たり前なそんな行為を幸せだって叫ぼう
そして歩んでく未来
力強く踏み出してくもどれぬ一歩
ああ そしてそれぞれの明日へ
ラララ 向かっていく虹追い越して
ルルル 不安な夜を飛び越えてくよ
君とならばきっとだいじょうぶ
やがてくる未来
裏切ってきた期待
それでもこれが僕の待ち望んでた未来さ
そうさ 僕の未来さ
桜散るこの道を君と歩いていこう
春の風春の国へかえってくのを見送りながら
大人になっていく僕らの愛を確かめよう
存在を明らかにしよう