詩人:快感じゃがー
鉄格子の隙間、感じた視線…
きみの天使か?
ぼくの悪魔か。
いつか見た白い兎は
懐中時計なんて
持っていやしなかったのさ
シェイク、シェイク
右手と左手で
こんにちわ
握手交わすたび
ふたりは
ライバルになるんだね
兎は焦ってなど
いないけど
きっと、亀には勝つのだろう
シェイク、シェイク
誰かは
まだ覗いてる
虚しさの中の
不安に憑かれてる
愛想よく平和語る右手と
刀隠す左手…
世界は、いつも不条理!
シェイク、シェイク…
もういい加減
ここらで忘れちゃおうよ、
昨日のことは
水に流せたなら
やり直せるよ
だって、アリスは思ったはずなんだ。
でかくなったり
ちっちゃくなったり
そして、彼女は
生まれて初めて
普通の大切さに
気がついたはずなんだ