詩人:清彦
ありふれた人生を
送るのでしょうね?
このまま
妥協と惰性を離せないで
繋がっていた筈の神秘の何かは
一体何処?
織り成す会話の中で時々
溢れそうに思い出しそう
でも怒りで全て
同時に散らかって
また失ってしまう
願ってもみるけど
僕にはもう資格がない
かろうじて生きてるので
かろうじて死んでないだけ
僕は人殺しと
大差無いよ
だって人殺し
と
大差は無いよ
遮るビル あの青い空へ
何処へでも行けそうに
雲は誘っているのに
立ちはだかる困難はそう、
こんなにも無表情で冷酷に
嗚呼
君が眩しい光の中に消えてくのを
黙って見送って
笑って
祈って
そのあと
どうしよう