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詩人:カナリア
狭いワンルームの
君の部屋で
2人
大好きな音楽を流しながら
布団の上でごろごろしている
時間が好き
君は後ろからあたしを
抱きしめて
あたしの肩にあごを乗せる
髭が痛いよって言っても
絶対にどけないし
まるで
抱き枕に抱きつくように
足を絡めてくるから
重たいよって言ったら
重たいよ
って真似された
狭いワンルームの
君の部屋
二人のベストポジションあたしは君の腕の中
君はあたしが腕の中
ねー
なに?
君が喋る度に
あたしの耳にかかる息
少しくすぐったくて
身をよじる
ねー
どうやったらさ
もっとくっつけると思う?
君の真剣な口振りに
あたしが笑ったら
君はちょっとすねて
痛い程にあたしを抱きしめて
優しく優しく
あたしを愛した