詩人:雪 刀寿
ほのかな微笑ほど うっとり甘い
期待しかけた微妙な瞬間が一番甘い
もう、歌えないほど 歌だらけの機械世
ラジオからは歌のマンネリ爆発だぁ
揺らしすぎてて暑苦しい
みんなのきらめきもやかましい
鋭い冷気でなくって
まろやかなすずしさが欲しいから
あさがたの海岸が懐かしい
思い出し にじみ、
あとでゆっくり ふくらむ夢は、未来の子孫のイラスト想像 たどり、
ほのにがさ くちずさむ、ハミングに
葉のツン・息切れ、が揺れるカサこそ
熱もえる、まばゆい ひだまりの中で
あいうえおの、ちょうど始まりの二文字 が、”愛”だね
少しかみしめてあきらめた子孫の笑顔がチワワに成る
いいから、いいから、 ほら、すぐ できた、頑固な私の作品
そうしてたら、びびっと しびれがくる、わざ
色々 頑張ってきたなー
これからも 指を広げて 前のめりに行ける?