詩人:甘味亭 真朱麻呂
喜びでもあり
君の悲しみは僕にとっての悲しみでもあるから
同じ傷みも伝わってしまうのかな
パーティーを終えて帰る君の瞳が潤んでた
僕の瞳も潤んでた
やっと出てきた言葉
見送る僕の口からこぼれた言葉
「元気でな」
ただそれだけさ
もっといい言葉
送り出すにふさわしい言葉があったかもしれないのに
と思ってももう過ぎたこと
でもそれくらいが僕には似合ってたかもしれない
かっこうのいい言葉は
ふさわしくない
簡単でも当たり前な言葉で見送れてよかった
今は 今だから
そう思えるよ
すばらしい君との日々をくれてありがとう
はじめて神様というものに感謝した日さ
見たこともない神様に感謝した夜だった。