詩人:どるとる
バカ野郎が夢見たのは
計算された未来なんかじゃない
計算なんか行き届かない場所にある光
ほらねまばたきしてるまに消えた1日の中にもある光
暮らしはありふれてていい
だらしなくたって構わない
ぼくが幸せだと思えれば他人の評価などなんの影響力もないものなのさ
そうさ
勝手ながら 手を振りまして ぼくは朝に背を向け夜に向かって歩く
もう笑顔なんか腐り果てて
他人に愛想振りまくだとかお世辞を言うだとかそんなふざけた毎日はもうおしまいだ
信頼だとか
友情だとか
そんなの関係ないよ
ぼくが求めてるのは本当の気持ちだけさ
自分に嘘をつくくらいなら友情も信頼も捨てる覚悟でいつもいるから
ご心配なく
バカ野郎の見た光はいつでもそばにある
孤独にひとり風に吹かれ
吹けもしない口笛
口をとんがらせて吹く真似だけしたりして
影は揺れるよ
夕空の真下
光はまたたいて
夕闇せまる
頃合いに
方程式は意味をなくしてゆく
答はいつも
あいうえおさ
難しいことなど
鼻で笑えばいい。