詩人:ジャガー
ひたすら繰り返す惰性の日々に
このピストルで終止符を打つのさ
何処を狙えばいい?
足元か頭か心臓か
なるべく痛くないように
引き金に指を掛け
ずっと求めたのは
下らないモノでした
一瞬の痛みのその後に
こだまする音が心地よかった
結局僕ら誰かの愛に導かれて
手をひく後ろ姿は
君か親友か肉親か
それとも僕なのか
何処へ行くんだろう
本当に求めたかったのは
最後までわからないままで
銃声に驚いた満月が
僕を唖然と見下ろしている
ずっと求めたのは
下らないモノでした
一瞬の痛みのその後に
こだまする音が心地よかった