詩人:空白
一度だけ出した白紙の答案用紙どんな問題だったか忘れたけど名前の横の赤い0点が誇らしかった×の数だけ僕の夢から遠のくって誰が決めたのか教科書に書いた落書きの数だけ夢が広がるそんな風に感じたのは僕だけですか放課後には似合わなくて朝礼前に飛ばした紙飛行機は今、どこを飛んでいるんだろう教科書に載ってた宮沢賢治に訊いてみたい僕の目には映りますかあの夢の形が