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詩人:甘味亭 真朱麻呂
どんななにでもがんばることに意味があり
その何かをやり遂げられることが一番の願いだ
父はそういっていた
それは正直僕も悔しいけど思うから
その言葉を胸にこれからの毎日を暮らしていけたら
いつかそのうち何気なく幸せが見えるかな
こどもの頃はもう終わり
これからは大人の世界へ
楽しい青春映画は観終わったんだ
これからは少し今までよりもきついかもしれない
それでも自分を生かすため死ぬ気でやるしかないのだろうね大概のことは切り抜けて逃げれたり許されてきたけど今度ばかりは…仕方ない
座席について今度観るスクリーンにはなにが映る?
心をどんな色に染めるの?
感動はするのかな
嗚咽はイヤだなぁ
大人社会へ飛び立つ前にそんなこといろんなこと思った
いやがりながら
悲しき望みの果てになにが待つのかそれはわからないけど。つぶやいてるとりあえずは一件落着なんて
ほら 始まるよ
映写機の回る音と共に映し出される
僕の瞳に映し出される
これから僕が暮らしてく涙と泥だらけの傷だらけの日々
僕という人間の小さな小さな長いようでやっぱり短いような長短映画
僕らのROADSHOW
人生はROADSHOW
僕らのROADSHOW
いつでも瞳に映るよ
幸せ、悲しみ。見えないものは心の中のスクリーンに映し出されるんだ
そして刻み込む流れ込む様々な場面を記憶に閉じ込めて すべての人生ごと 1分1秒たりと欠けぬように ああ。