詩人:どるとる
落ちる夕日よ
自転車に乗って
坂道の頂上
君を眺めてる
いつもの景色だ
だけどいつ見ても
心をくすぐる
切ない景色だね
あんなに早く終わってほしかった日も
こうして終わってしまえばどこかがやっぱり名残惜しいものだよ
夕日にさよなら
カラスも鳴いている
ぼくも家に帰ろう
いつまでも
寄り道してないで
道草はもうやめて
坂道をおりて
おいしい夕飯とあたたかいお風呂の待つ
素敵なお家へ帰ろう
ドアをあければ
すぐさま聞こえる
おかえりの声に
ぼくもただいまを返すその瞬間帰ってきたって気持ちが安心感とともに溢れ出すよ
不思議に笑顔がほら
咲き乱れる 幸せ。