詩人:そほと
水芭蕉乾いた心たちは 水を求めてそなたに出逢ったのだろう 水に口をつけ 沁み込む透明に安堵して顔を上げれば 真白き佛炎苞の そなたが居るのだろう 水 清きかな 光 清きかな 吾等は思い出さねばなるまい羊水より出でてタオルに包れた日の事を 未だ 水 清きかな 光 清きかな さあ 心 清くあれ