ホーム > 詩人の部屋 > さきネコの部屋 > かすかな時渡り > 投票

さきネコの部屋  〜 「かすかな時渡り」への投 票 〜

  • さきネコさんの「かすかな時渡り」に投票します。
  • 不正防止のため投票は「詩人の部屋」の登録者のみに制限させて頂いています。
  • ユーザーIDとパスワードを入力して「投票する」をクリックしてください。

[113332] かすかな時渡り

詩人:さきネコ

歯切れの悪い想い出が
息苦しく締め付ける中
意味は たった1つしかなくても
何色もの【ひかり】に変えられる

床と天井が 張り付く前に
不確かなものを もう1度確かめて
緩く回しすぎた 時と時を繋ぎとめる
そのネジの 曖昧さは

今までなんとなく 通り過ぎてきた
いくつもの分かれた道と
今まで怖がって 目をそむけてきた
いくつもの可能性の 小さな姿だった




ほんとは嫌いな別れと
突然すぎる魔法の中
僕は たった1つの過ちで
何色もの【あした】を捨てていった

空と地上が 溶け合う前に
不可解なものを もう1度理解しようとする
静かに伝えたくて 今と今を繋ぎとめる
その声の 儚さは

今までなんとなく 通り過ぎてきた
いくつもの分かれた道と
今まで怖がって 目をそむけてきた
いくつもの可能性の 小さな姿だった





乾いた心に 沁みこんできたのは




追いかけてた【ひかり】と




忘れてきた【あした】と





どうしたって なによりも大切な 想い出たち 




2007/10/26 (Fri)
ユーザーID パスワード
一言コメント  


- 詩人の部屋 -