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詩人:どるとる
不器用で何もできやしないけど
そばにいるくらいならお手のものだよ
どんなふうに
愛せばいいかな
目を見て話すのは苦手だから
背中で語らいあう日々
伝わる確かなぬくもりがこのぼくに光をくれる
この世界ではじめてにして永遠を感じたたったひとつの出会いがぼくの心に虹を架けたよ
あいかわらずぼくは不器用で
あいかわらず会話もあまりなく
ぎこちない恋だけど
そばにいる時間が
ぼくらにはきらめく宝石の時間だから
本当のことは背中をとおしてわかるよ
だから背中で語らいあう日々は続くよ
このまま 果てしなく
たまに目が合ったら
恥ずかしくなって
口づけしてごまかすぼくはまだ夢の途中
覚める気配はみじんもないよ。