詩人:どるとる
いても邪魔なだけかもしれないけど
いられてもなんの役にも立たないけど
君のそばにいたいよ
君のいちばん近くで君の顔を見ていたい
何度話しても
何度向き合っても
これだけはわからないね
ふたりが向かうべき
善なる未来
ただそばにいるだけが今はぼくの精一杯なんだ
それを君が許すなら
明日も同じことの繰り返しさ
君がぼくを抱きしめて
ぼくが君を抱きしめて
そしてふたりの悲しさや淋しさを分け合う
星の数ほどの悲しみを数えても
いくら数えても数えきれない涙
たまには忘れてさ
楽しいこと
探しに行こう
見つけよう
時間があるなら
少し遠くまで
なんのための時間なのかな
君を愛すための時間さ
大きな理由はわからない
生まれた意味も生きている理由も
だけれど今はきっと
君と一緒にいることがぼくが生きている理由で生きていることの証なのさ
このからだに絶え間なく流れてる血潮に誓って君を永遠に愛すこと約束するよ
眠れない夜は
夜が明けるまで
話し相手にもなるし
君が望めばいつでも
優しい言葉かけてあげるよ
ふたりがここにいることが誰かにとってのあたりまえでも
ぼくらにはそれ以上の大きな意味がある幸せの形なんだよ
悲しみはどんな日にも心の中の鏡に映る
そして涙は流れる
仕方ない
だけれど楽しいこと
なるべく考えて
生きていこう
悲しいことより
楽しいこと考えたほうがいいじゃないか
何をするための
何を成し遂げるための人生なのかな
ぼくは思う
君を愛すことがたとえばぼくが選んだ
生きている理由で
そして
生きていく理由だと
自信をもって言えます
それはすなわち
ぼくがいることの証
いなくてはならないことの証
君を守るための誇り
君だけのヒーローの証
かっこわるいし
不器用だけど
君を愛すことだけが
ぼくをこの世界にとどまらせてくれるただひとつの答。