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詩人:あいる
快楽は手元にしか降ってこなくて
胸の中までは浸透してこないんだ
君は言葉
願わせた
雨雲が放ちだした
君らは何もかも同じ
ほら、平等に濡れている
ボクを潤した
君は言葉
盲目の天使は
明るい。と言った
君と繋いでる手で
世界は戦争で
機関銃を握ってるなんて
愛以外の感情が
ボクらには多すぎる
ボクは変われない
折れた鉛筆の芯が
もう何も
描くものは無いと言った
自由帳は風ではためき
自由にしてくれと言った
記憶を眺めるボクは
走り出すしかなかった
君は世界
初めて声をだしたのは
泣きながら
産まれたときだ
もう一度
生まれ変わりたくて
泣いてみようと思う
目を閉じると
もう逢えない君がみえた
盲目の天使は
明るい。と言った