詩人:紅麗-クレイ-
夏のお祭りに
わざと仲間から
離れて、二人きりで
いろいろ
話したよね。
君は幼い子供みたく
着物の袖を濡らして
金魚すくいに
夢中になっていた。
『この金魚、
可愛いね』と
君が言った。
僕は心の内では
『君のほうが
可愛いよ』
…って言いたかった
でも言えやしない。
そしてお祭りが
賑やかな時、
僕達は神社の
三段目の石段に
隣り合わせに座って
お祭りの賑やかな
フインキの中、
まだ上手くない
フレンドkissを
したよね。
あの瞬間だけは
忘れられない
いや、
忘れたくない。
そして今年も
夏が来る。
君と2回目の
夏祭りが
やって来る…!