詩人:甘味亭 真朱麻呂
振り返ってみてはじめて知るのさ
自分の愚かさや過ちにしでかしてからはじめて気付く
後悔とは終わってみてからじゃないと感じないものなのさ
だから僕は悲しくてだから僕は嬉しい
ああ 時はただ過ぎゆく
懲りもせず繰り返す
過ちを犯したことや失敗したことでなにを知ったのか
それさえ適当に忘れていった僕は自分の愚かさにはじめて自分を恥じていた
流れゆく時の中
ふれあいになんの意味がある
さんざん迷惑被(こうむ)った後で謝るその言葉にもはや信じるなんて無理に近い話だろう
信じられるものだけ信じて生きていけばいいんだろう
それが それが
生きていくために必要なものなら
抱きしめて 僕はゆくよ明日へと向かうそして未来へも僕は歩いていく 僕を信じて答のない毎日を力の限り生きて生きて生き抜いていく
それが人としての人に生まれた最低限の誰もが背負う運命かまたは宿命(さだめ)だから旅人の足跡をたどることはせずなにもない地面を選び自分だけの道を切り開き足跡をつけていきたい これからはそうやって生きていきたい。