詩人:壬治
今日は泣くには都合がいい天気握り返した手は冷たくて応答もないけれど夜のマントに身を隠すように今だけすこしそばにいてくれないか素直な言葉で寄り添えないことはさびしいよ弱みをさらけだせない生き方はくるしいよ落ち葉を踏みしめてたのしむように歩いたり好きなとき泣いたり怒ったり笑ったりそんなちいさな自由をここで噛みしめたいよ今だけどうか肩を貸してくれないか