詩人:まとりょ〜鹿
真っ青な空
無垢な白い雲。
絵に描いたような
ハッキリ浮かぶ
夏の風景
色眼鏡をかける。
それはあえて紫色した
色眼鏡をかける。
眩しすぎたから
ハッキリ見えた
真実の無い嘘。
君は 笑う。笑う。
真っ赤に染まる
夕焼け空が
眩しいのなら
色眼鏡をかける。
あえて黄金色の色眼鏡
滲みる程に
輝く。
目頭熱く
ほら涙が出た。
君は 笑う。笑う。
君が無理して
背伸びをしようと
大人びた服 大人びた仕草
僕はあえて暗めの
色眼鏡をする
季節外れの
寂しいトンボ。
ほら、秋はまだまだと
笑う。笑う。