詩人:カィ
僕は雨が嫌いだ。朝から降る雨に眉をひそめてる。1年で1番優しい雨の降る季節だと君は言うけど。僕には、理解出来ない。昨日些細な事で友達と喧嘩したらしい君が、いつもより少し悲しい顔で笑うから出てきた言葉を飲み込んでしまった。今も降り続く雨秋雨にうたれる君がなんだかいつもより大人っぽく見える“優しい雨だね”そっと呟く彼女は何も言わなかったけど嬉しそうに笑ってケータイを閉じたどうやらケンカは終わったみたいだ