詩人:ヒギシ
僕の目に何が映っているか?
酷く色鮮やかな花々と
何処まで続くか分からない空
君の笑う顔、落ちたわくら葉
僕の耳に何が聴こえているか?
風が木々を揺らす音に
寄せては返す波の誘惑
遠い遠い友の声と 床を転がる鈴の鳴き声
僕はこんな夢を見る
噎せかえるような甘い匂い
咲き乱れる花の陰で
身を焦がす光に目眩を覚える
唸る風と足元の波が
何もかも全て攫ってく
僕の手が何を掴んでいたか?
Non lo so..
Che cos'e...?
あの日一つから二つに増えたピアスが
揺れる度に僕は。
2005/03/18 (Fri)