詩人:快感じゃがー
ことばは かたちに ならなくて
うそは ほんとを こえなくて
あの日のいたみ ずっと 胸のなか
のどにはりついたままの
台詞だって まだ、ここに。
わたし、吐きだしそうよ!
あたまのなかを
ぐるぐる、まわる
疑惑と当惑、誰かの誘惑...
ぶちまけたって どうにもなんない
おとなの恋は
ときどき、くるしい
「だから ゆめを にぎりしめて 眠るわ」
あのコに負けた なんて
ぜったい、思いたくないけど。
今日ばっかりは かなしくて 泣きそう
満月さえも うるんで
どこか頼りない
まるで、水面でゆれる まぼろしのようよ
どうしたって イロイロ いきついて
漂流しては 彼にたどりついて
「乱れてもいいのに、ねぇ」
からっぽのこころに ひとりぶん
猫背なりんかく すっぽりと 空いた
そうなの。
まだ、あきらめてないから
きずついてないふり してるだけ
あきらめたふり してるだけよ
「だから ゆめを にぎりしめて 眠るわ」
あなたも あなたも
まだ 負けないで
わたしも、決して 負けないからね
あなたは あなたは
「まだ...負けないで!!」