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詩人:どるとる
屋上でいつも
ひとり
昼飯を食う君に
いつしか
恋をしていた
風に吹かれ長い髪からちらりと見えた
白い横顔に惚れたよ
僕はいつでも
君を遠くから
見ていた
アンダーグラウンドから叫びたい
君に好きだよと
今僕は恋をしてる
誰かがどう思うかじゃなく
大切なのは自分がどう思うかだ
他人の評価や見る目など無意味さ
恋はまるでアンダーグラウンドに吹く風のようにつかの間に僕の胸をつらぬく青春の痛み
ほらねまた君の長い髪から白い顔が見えた
あの懐かしき青春は今もこの胸に吹いている
アンダーグラウンドに吹く風のような
とぐろを巻いたようなひねくれた風が。