詩人:快感じゃがー
覗き穴の向こうに
忘れかけた
思い出とやらは身勝手で
「都合のいい未来は、お嫌い?」
コーヒーのおかわりを
なかなか
入れてくれない・・・
自分を翻弄
悲観ぶった横顔に
すべてを隠して
笑う幻想
「悩めるって素敵!」
贅沢の証
理屈めいた答えなら
戸惑いを増やすだけ
傍観者で居ることの
愉しさに
最近、気づき始めたよ
覚えた遊びは
数知れず。
"黒いダークメイクのティンク"
大人になる日の
憂いを知った
ここは見世物小屋
対岸の火事が
燃えたぎり・・・
誰かは、また参加して
油を注いでみせるの
放火魔は、きっと愉快犯
あるいは
言葉を味方に付けた
知恵者?
正体なんてね
今は、どうでもよくって
招待なんてね
あたしは
欲しくなくって。
このご時勢
無駄なエネルギイは費やさない
これがモットー
ひらひら蝶々
垣根の垣根の曲がり角
焚き火をやったら、捕まった
そんな時代に
歯向かいを怖れず
己の信念を戦わせる
「突風は神風か、
それとも向かい風か」
透けてく鼈甲飴
純度より本質
けれど、勝敗なんてね
多分どうでもよくって
成敗なんてね
本当は、
したくないんだよ
ただ、歯痒い
その光景が
遠くにゆけばゆくほど
美しくって
輝いて目に映り
異臭を放ってゐる
そんな季節でした。
そんな仮説でした。