詩人:夢姫
暖かいお湯であたしを包んで
甘い香りが部屋に漂うでしょ
小さじ2杯の毒を仕込んで
もう一度貴方をあたしだけのものにしたい
付き合い始めの頃に戻りたいなんて
悲しいセリフ吐きやしないから
嘘でもいいから
甘い甘い言葉を頂戴
お願い
あたしを騙し続けてほしいの
小さじ2杯の毒と
何故か流れたあたしの涙を適量
混ぜ込んで
丁寧に混ぜ込んで
もう一度
貴方の心がほしいから
出会った頃に戻りたいなんて
寂しいセリフ吐きやしないから
甘い甘い香りに包まれて
何だか切ない気持ちになるのは何故なの
あたしがほしいのは確信
それが甘い夢でもかまわないの