詩人：未知

なんにもしてないようで
ただ流されてるようで
実はそうじゃないって気づいた

どうでもいいようで
翻弄されているようで
実はぜんぶが自分で選んだことだった

人生は選択の連続
わたしがそのときその瞬間に
逃げることを選んだだけ
選択しないことを選択しただけ

あのとき君を救うことができたけど
できなかった何もしなかった
あのときその誤解を解けたけど
できなかった何もしなかった

あのとき好きと言えたけど...
あのときやろうと思えばやれたけど...
そんな過去がいっぱいあるよ
でもぜんぶ自分でそうしたことだね

かくべき恥を避けてきた結果
いまはこうして傷ついたり悩んでる
だけどそれも何だか吹っ切れて...
開き直れば夜の優しさにも気づける

なんにもしてないようで
ただ流されてるようで
実はそうじゃないって気づけた

どうでもいいようで
翻弄されているようで
実はぜんぶは自分で選んだことだった

運命だと信じて疑わないそれが
何気ない答えの積み重ねで
与えられた結果なのかもしれない
人生の課題なのかもしれない

ため息ぐっと飲み込んで深呼吸
今日の苦しさ吐きだして
明日の風を吸い込めば
また別の気持ちだって芽生える
何かが始まりそうな予感もする

叶わないことも認めていけるよ
開き直れば朝はここにもやってくる
なんとなく今はそう思えるから
今度は君にも素直になりたい