詩人:甘味亭 真朱麻呂
通り過ぎていく日々はもう思い出の後ろ姿もみえないほどの
距離を僕は歩いてきてしまったのだね
それほどに長い道を歩いてきたんだね
その長い距離を歩いてきた中でいろんな出来事
そうたとえば悲しみや喜びみたいな当たり前な気持ちに
ああ 心ぐらついてたまにしょげてさ愛する人の慰めなしでは立ち直れないくらい落ち込むときもある
飽き飽きするほど毎日同じことばかりで
まだこんなに歩いても終わりはみえなくて
積み重ねる日々は今日も夕暮れになり日が落ちる
一歩踏み出すというのは何かを失い得ることでもあって
それを今数え上げてもきりがないから
ただ瞳に映る目の前の今日に ただの一瞬にだって気は抜けないさ
いつかはかなき夢の面影を砕け散ったかけらのその痛みで苦しむのはイヤだから
いつだって どんな瞬間も どんなことにも精一杯 一度しかない一秒と戻らない今を笑い泣き怒り狂いながらも ときには急ぎりときにはのんびりと巡りゆく季節を駆ける
僕らは限りある今にも消えそうでまだまだ消えないそこはかとないはかない運命を背負った小さな光
されど一人一人違うそれぞれの輝きを放つまたとない光
永遠がなくても永遠なほどの明日を描きながら 想いは限りなく運命という限界を越えていく
僕ら 確かに 今
夢への境地に降り立ち未来へ向かう
輝かん明日を夢みて
輝かん未来を夢みて
今 大きな一歩を僕は踏み出すんだね
一生戻らない永遠の一歩を踏むんだな
輝かん明日を夢みて
輝かん未来を夢みて
今。